MEDIAAugust 17, 2020

Slogan Member’s Interview -全国の大学生に挑戦の機会を提供する-

新型コロナウイルスの感染拡大により、アルバイトなどの機会が減り、大学生の活動の機会が失われました。この社会的危機に立ち向かうべく、長期インターン紹介サービスであるIntern Streetにおいてこの春、「Home Intern Project」を実施しました。リモートワーク型の長期インターンで学生の活躍の機会を創り出すことに取り組んだ本プロジェクトについて、長期インターン事業部長の槙村さんに語ってもらいました。

機会を失った全国の大学生にリモート長期インターンという活躍の機会を提供したい

インタビュアー:今回のHome Intern Projectは4月上旬から急ピッチで企画が進んだと聞きました。この背景を教えてください。

槙村:私が新型コロナウイルスによる大学生への影響を最初に感じたのは3月末でした。Intern Streetで実施している長期インターン面談への予約が急激に増加したんです。面談で学生が語ったのは、留学からの途中帰国、長期インターン/アルバイトの停止、ご実家の家業が経営難となり休学・退学検討している、など、活動の機会を失った話ばかり。中々にショックでした。学生の生の声をきっかけに、リモートワーク型の長期インターンという枠組みを使って新しい活躍機会を提供できないかと考えました。

インタビュアー:なぜリモートワーク型にこだわったのですか?

槙村:当時の社内外の状況を見て、最も早く大学生に活躍の機会を提供出来ると考えたからです。
実はかねてからIntern Streetでは「首都圏と地方の機会提供格差」に課題意識を持っており、長期インターンのオンライン化の可能性を模索していました。またIntern Street内でも、2018年より長期インターン生のリモート勤務実績がありました。リモートワーク型の長期インターンに関して一定のノウハウがあった訳です。

インタビュアー:そのノウハウはHome Intern Projectに、どのように活かされたのですか?

槙村:Home Intern Projectでは企業と学生のプラットフォームとして、単にリモートインターンを行っている企業を紹介するだけでなく、新しくリモートワーク型の長期インターンを導入する企業に無料で導入コンサルティングを行ない、受け入れ先企業を増やす取り組みも実施しました。この導入コンサルにおいて過去蓄積されたノウハウを活かせました。
長期インターンの受入企業様には、もともとスタートアップ・ITベンチャーの企業様が多く、リモート型インターンの導入においても、非常にスピーディー&柔軟にご対応いただけたため想像以上にスムーズにプロジェクトを推進することができました。ご一緒させていただいた企業様なくしては成り立たないプロジェクトだったので、本当にありがたかったです。

Home Intern Projectの反響

インタビュアー:実際にこのプロジェクトを進めていく中で、企業や学生からの反響はいかがでしたか?

槙村:反響は上々です。まず最初に参加企業様を募ったのですが、募集を始めて1週間ほどで数十社の企業様が名乗りを上げてくださいました。
今回最も嬉しかったのは、私たちの「大学生への機会提供」というコンセプトに共感して下さる企業様が非常に多かったことです。お問い合わせがあった企業様に対して全件ヒアリングを実施したのですが、「大学生に機会提供する上で、何か力になれたら」という姿勢の企業様が多いことが印象的でした。本来長期インターンは募集していない企業様が、「機会提供のためなら」と新しくポジションを創ってくださる例も数多くありました。

例えば、ご参加企業様の1社であるダフトクラフト株式会社。
プロジェクト参加に寄せ、noteにて長期インターン採用への想いを綴ってくださっていました。

また今回のプロジェクトをきっかけに、朝日新聞社様より取材をいただく機会や、立教大学の授業内でリモートインターンの探し方についてお話させていただく機会もいただきました。
プロジェクトのコンセプトへの共感・注目が広がっていることを感じ、目指す社会的ムーブメントの最初のきっかけくらいは作れたのではないかと思っています。

インタビュアー:なるほど。Home Intern Projectを始めてみて、新しい気づきはありましたか?

槙村:まず、一般的なエントリーと大きく変わらない傾向として、長期インターンを志望する理由は「就職のため」というよりは「興味がある企業・事業で実際に働いてみたい」という動機が強かったです。

一方で、リモートインターンの募集における顕著な特徴は、地方の学生からのエントリーが非常に多いこと。業務のオンライン化に伴い、地理的制約から解放され、首都圏の学生のみならず、優秀で機会に飢えた全国の学生から応募が集まりました。ある参加企業様のケースだと、従来のインターン応募は100%首都圏学生だったのに対し、今回は70%以上が地方(&海外)学生からのエントリーと顕著に差分が出ました。

また、逆の現象も起きています。地方の企業に対し首都圏のトップ大学(東大、慶應、早稲田等)の学生がエントリーする例も多く見られました。

このように、これまで地理的な制約から制限されていたアプローチ対象が、日本全国ひいては世界中に広がり、企業・学生共に新たなる可能性を提示できたことは嬉しい誤算でした。
また以前は学業等の忙しさの関係で、長期インターンを志望しなかった学生が長期インターンを志望するようになる動きも見られました。長期インターンの他に挑戦する先が限られているという事情もありますが、大学・業務のオンライン化に伴い、可処分時間が増え、勤務時間を柔軟に作り出すことができるようになったことが影響しているのではないかと思います。従来勤務時間が長期インターンに参加するにあたっての学生にとっての最大の懸念事項だったので、この点が解消されると長期インターンという選択肢がより広がると思います。

その点を考えると、今回のHome Intern Projectは企業の皆様にとって今まで会えていなかった優秀な学生と接点が持てる機会になったと思っています。

Home Intern Projectから見えた課題と可能性

インタビュアー:最後に、Home Intern Projectを踏まえて今後の長期インターン事業への想いを教えていただけますか?

槙村:Home Intern Projectは期間限定の取り組みだったため一旦その役目を終えておりますが、今回のプロジェクトでは学生に対して、リモートでの長期インターンという機会を提供するとともに、導入コンサルティングという形で新しく長期インターン募集を始められる企業様へのご支援も数多く実施することができました。

「長期インターン」という市場はここ数年で非常に盛り上がりつつあるものの、まだまだ「受け入れ方がわからない」という企業や「どこで探したら良いのかわからない」という学生も多い状態です。

私自身学生時代に長期インターンを経験した身ではあるのですが、学生が社会との接点をもちつつ、自身の力を試してキャリアについて考える非常に有用な機会だと思っています。
この魅力的なフィールドがより一層世の中に広まっていくように、企業学生双方に対して様々な形で啓蒙を続け、大きなムーブメントを作っていきたいと思っています。

槙村 美夢ポテンシャルアクセラレーション事業部 ポテンシャルインキュベート部門 部長

慶應義塾大学経済学部に入学後、起業家支援を行う会社で一年間のインターンを経験。ゼロから新たな価値を創造し、それを拡大させてゆく起業という世界の魅力にハマる。「新しい産業・経済システムをつくる起業家たちの組織革新」を掲げるスローガンであれば、より多くの起業家の助けとなれると確信し入社を決意。内定後、インドにてローカルビジネス相手の広告営業に半年間従事した後、スローガン参画。趣味はライブ鑑賞。

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